ケソン市(Quezon City)
フィリピンのメトロ・マニラ(Metro Manila)内の都市である。
行政的にはマニラ首都圏(National Capital Region, NCR)に
属している。旧首都であり、また首都マニラの北東に隣接している。
マニラ近郊のなかでは比較的新しくできた町でもあり、
広大な面積を計画的に整備されているため、交通渋滞も少ない。
面積161.12km2、人口2,173,831人(2000年)である。
ケソンとはフィリピンのコモンウェルス初代大統領の
マニュエル・ケソンの功績から名付けられた。
マニラ(タガログ語でMaynila)
ルソン島のマニラ湾奥に位置する都市で、フィリピンの首都。
「東洋の真珠」と呼ばれることもある。
フィリピンがスペイン人によって植民地化された16世紀末より
フィリピンの首府であり、独立後も一貫して首都で
ありつづけている(一時期ケソン市に首都が置かれたこともあるが、
マニラと隣接し、またマニラ首都圏の一市となったため、
ここでは区別しない)。2000年現在での人口は、1,581,082人。
都市の発展に伴ってマニラは本来のマニラの区域から拡大し、
メトロ・マニラ(Metro Manila)とも呼ばれるマニラ首都圏
(National Capital Region, NCR)へと広がっている。
「マニラ」という名称はタガログ語で「ニラッド(植物の名称)の
はえるところ」という意味の「マイニラ」に由来している。
カローカン(Caloocan)
フィリピンのメトロ・マニラと呼ばれるマニラ首都圏
(National Capital Region, NCR)にある都市である。
ヴァレンズエラ(Valenzuela)とケソンを挟み市域を南北に
飛び地化されている。
面積は53.33km2、人口は1,177,604人(2000年)で
NCR第3位の都市である。
パシッグ(Pasig)
フィリピンのメトロ・マニラと呼ばれるマニラ首都圏
(National Capital Region, NCR)に属する市である。
もともとは東に接するリサール州の州域で、この州都であったが、
マニラ首都圏に組み込まれたため、リサール州の州都は
アンティポロに移っている。
面積は31.00km2、人口は505,058人(2000年)である。
マカティ(Makati)
フィリピンのメトロ・マニラと呼ばれるマニラ首都圏
(National Capital Region, NCR)に属する都市である。
首都マニラの南東に位置し、IBM、シティバンク、インテル・フィリピン、
Nestleなどの企業が多く集まり、高層ビル群が立ち並ぶ
フィリピンのビジネス首都の位置付けをされ、
「フィリピンのウォール街」と呼ばれる副都心である。
また中心から少し離れたところにあり、広大な敷地を持つ
フォート・ボニファシオは現在再開発中である。
面積は27.3km2、人口は444,867人(2000年)。
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